ngVLA(next generation Very Large Array: 次世代大型電波干渉計)計画は、北米全域に合計263台の高性能アンテナを分散して設置し、最大で口径約9,000キロメートルに相当する巨大な電波望遠鏡を実現しようという次世代電波望遠鏡プロジェクトです。宇宙からやってくるミリ波帯からセンチ波帯までの比較的長い波長の電波を、これまでの望遠鏡を圧倒する高感度・高解像度で捉えることにより、宇宙の様々な謎の解明に挑みます。2030年代前半の建設開始、2040年代の本格運用開始を目指し、米国を中心に世界中の天文学者が協力しながら検討を進めています。
AboutngVLAとは
Credit: NRAO/AUI/NSFNews & Eventsニュース&イベント
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2022年8月19日 ニュース【研究者向け】ngVLAとSqure Killometer Array (SKA1)の合同ワークショップが2023年4月30日の週にカナダ・バンクーバーにて 開催される運びとなりました。記事を読む
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2021年11月8日 ニュース米国 Astro2020 (Decadal Survey) が公表されました記事を読む
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2021年10月27日 ニュースngVLAの科学目標や技術開発の展望をまとめた和文冊子(ngVLA Project Book)を掲載しました。記事を読む
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2021年10月1日 イベント【研究者向け】2021年11月30日ー12月1日、2030年代の大型電波干渉計計画の科学的シナジーを議論する研究会「Linking the science of large interferometers in the 2030s」 を開催します。記事を読む
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2021年7月16日 イベント【研究者向け】2021年7月15日ー16日に技術ワークショップを開催しました。記事を読む
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2021年3月22日 ニュース日本天文学会春季年会(2021年3月16日ー19日開催)において、企画セッション「次世代Very Large Array (ngVLA) で切り拓く新しい天文学の地平」が開催されました。記事を読む
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2021年3月5日 ニュースngVLAの科学ユースケースをまとめた英文記事集「ngVLA-J memo series」が公開されています。記事を読む
Scienceサイエンス
ngVLAは、惑星系や生命の誕生、銀河とブラックホールの形成と進化、宇宙誕生から現在までの物質の循環と進化、マルチメッセンジャー天文学など、次世代の天文学の主要なテーマとなる宇宙で起こる様々な現象の謎に挑む汎用望遠鏡です。
Credit: NRAO/AUI/NSFTechnology観測装置
ngVLAでは合計263台の高性能パラボラアンテナを北米全域に分散配置し、あたかも口径8,860キロメートルの単一の電波望遠鏡であるかのように動作させ、0.0001秒角という極めて高い解像度を実現します。ここではその基盤となる各種技術、特に日本の貢献を紹介します。
Credit: NRAO/AUI/NSFCollaboration国際協力
ngVLAは、米国を中心とする世界中の天文学コミュニティが協力して検討を進めており、日本でも国立天文台と大学等の研究者コミュニティが共同でプロジェクトへの参画を模索しています。




